Dragon night

今宵は百万年に一度 太陽が沈んで夜が訪れる日
終わりの来ないような戦いも 今宵は休戦して祝杯を挙げる


一段落しても、いまだに有線でかかってるな。DragonNight。
パーティーぽいと謂うかパレードぽいと謂うか、こういう歌は好きだ。
紅白出てからしばらくは、ネットの一部で散々(異様なほど)意味不明の歌詞だと叩かれていたけど、彼らは歌詞が意味不明のどこが悪かったのか。
懐かしい『メルヒェン』(メルヘンじゃない)が漂ういい歌だと思うよ?
RPGとか異世界ラノベといった、大人が読むに耐えうる理屈の通った『ファンタジー』が台頭してから、なんとなくご無沙汰になってしまった、小学校の図書館の隅にあった理屈じゃない『メルヒェン』の世界。
メルヘンチックって言葉から受けるパステルカラーの非現実じゃなく、竜と小人と巨人とお姫様と王子様が出てくる、グリム童話アンデルセン童話の基礎になっている古臭い昔話を感じるけどなあ。
そんなに現実感のある歌じゃないとだめかね? 
 

夜を知らない人類は暗闇への耐性がほとんど無い暗所恐怖症ばかりで、
夜を神話的存在としか受け止められず、
照明文化と占星術天文学が未発達なまま発展していくが、
数千年に一度の『夜』『満天の星』に遭遇して、
世界中が狂気に陥り都市中に灯り=火を付けてまわる
『夜来たる』というSFが有ってだね。


それから比べれば、ムーンライト・スターリースカイ・ファイアーバードに酒を酌み交わし歌い踊る夜は、さぞかし素敵なメルヒェンだと思うんだよ。