最後の観音湯

富山駅前の銭湯、観音湯が、八十有余年に渡る営業を終え、七月の取り壊し前に一般公開されてるんで、見学に行ってきた。
山仕事帰りの人たちが電車に乗る前に利用していたそうで、その繋がりなのか社寺大工が建てた観音湯は格天井の立派なもの。
番台の頭上には竜の浮き彫りが施された神棚があり、馬頭観音の収まった厨子が鎮座している。
一回しか利用しなかったけど、のっぽの時計や藤編みの脱衣かごなどインパクトのある風呂屋だった。
親父さんの昔語りをもう一度期待してたんだけど、行った時間帯には銭湯組合の人だけで大した話が聞けなかったのが残念。

日曜日までなんだけど、流石に店を閉めてまでは遊びに行けないなぁ。もう少し写真撮ってくるべきだった。