「お疲れ様でした」という労いの言葉を使うのが苦手だ。
ビジネス用語として親しんでいる人は普通に使っているんだろうが、自分はビジネスとあまり関係のない仕事をしているんで、どうしても「オツカレサマデシタ」というビジネス語として以上の、気持ちのある言葉として使いづらい。「ジャ、サイナラ」よりもしっくりくるから使っているけど。
特に気持ち悪く思うのは、『目上の人に対する挨拶は「おつかれさまでした」が100%正しい』と純粋に信じている人がいることだ。とあるニコ動で『老兵の死に、主人公チームの、特に一番常識派のはずの男が「お疲れ様でした」と言う』シーンがあって、ものすごい違和感を感じた事がある。あれ以来、俺のニコ動視聴時間は徐々に下がっている。
もし、自分の師匠の葬式に出た時、師匠に「おつかれ」と言うのか? もしもそんな事言う弟弟子がいたら即座にぶん殴ってるかもしれない。「ありがとうございました」「お世話になりました」と言え、と。
なんだろうね。これに限らず俺も含めてボキャブラリが貧困になってるよ。もっと大人の書いた昭和以前の本を読もう。