毎年恒例のバイト

今年補習の講師のバイトが始まった。
今年は予算の関係で、去年より授業時間も含めてグレードダウンしているが、だからと言って内容をダウンさせる訳じゃ無く、むしろアップさせていかなきゃいけない。
というのも、例年はレベルの低い生徒を集めた正真正銘のペナルティとしての補習だったんだが、今年はやる気のある生徒のパワーアップとしての授業も必要になったからだ。と当日朝、講師へのミーティングで発表。
いやいやいや……そんな大事な話、もっと先にしてくれよ? こちとら例年通り【教科書の徹底復習】だけだと思って請け合ってるんだから、そんな事を急に言われても困る。
そんな訳で、こちらも毎日中学校の教科書を予習する羽目になった。今回は2年生を担当する事になったから、復習する事は【過去形】【未来形】【5W1H】……どんだけ最重要事項だよ!?

今週の読売ウェブの記事で、関係有りそうなものがあったんで紹介。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110731-OYT1T00200.htm

 島根県吉賀町の県立吉賀高(大田肇校長)の男性教諭(42)が授業中、生徒たちに対し、「てめえらの将来がどうなろうと俺には関係ない」などと暴言を吐いていたことがわかった。

 同校によると、男性教諭は今月21日、簿記の授業を受けていた2年生9人に対して暴言を吐いた。「どうせ人数が少ないけえ、(吉賀高は)つぶれる」とも言ったという。生徒からの訴えで学校側が確認したところ、男性教諭が認めたため、生徒らに謝罪。町教委にも報告した。

 同校の生徒数は定員割れの状態。飯塚勝教頭は「少人数の学校を活性化させようとの思いを持っていた教諭で、夏休みを控え、生徒を発奮させようと言ったようだが、不適切だった。地域にも迷惑をかけて申し訳ない」と話している。

はっきり言って、何が問題でどこに記事にする価値が有るのか、さっぱり判らない。
簿記ってのはただの座学じゃない。経験と修練が物を言う実学だ。その場で教師が、この実も蓋も無い真理を言わざるを得ないって事は、つまり、生徒の態度が座学同様に受身だったからじゃないのか。
活性化させるのにケツをひっぱたく事が悪いのか? 現実をオブラートに包まない事が地域に迷惑なのか?
それを何故記事にしなくちゃいけないのか? どう考えても生徒側にモンスターがいるのに、なぜ学校の謝罪を当然の事のように全国に触れ回ったんだろう。



話を戻して。
この夏は盆明けから行われる『国際木彫刻キャンプ』の準備も有ったりと、スケジュールがカツカツ過ぎる。努力目標は「頑張る」事じゃなくて「いかに走りきるか」だ。