何も言っていない

記号論理学という人類知識の一分派がありますね。あれは、人間の言語にまといついている邪魔っ気な枯れ枝をすっかり切り払うのに役立つものですよ。
(中略)
意味の無い言葉や、役に立たない斟酌などを除いた結果、後には何も残ってないことを発見したのです。
いいですか、皆さん、ドーウィン卿は五日間の討議で、たったの一言も言っていないのですぞ。それをあなた方に全然気取られないようにやってのけたのです。
これが、皆さんの大切な<帝国>から得た保証なんですよ。
アイザック・アシモフ銀河帝国の興亡1)

記号論理学とか数理論理学とか、そんなものの学者がいるなら、首相の発言を分析して3行でまとめてもらいたい。コイツ、実のあることを何も言ってないんじゃね?
あのお粗末な核軍縮サミットが終っての発言が、「オバマ大統領もわかってくれたと思います」で締めくくられたとき、コイツには国家どころか店一軒でも任せたらいけない男だと思った。
直接対話しても、結論が希望的観測かよ……。おまけに、サミットでの成果は何故か政府から発表されなかった。隠すことかよ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100421-00000585-san-pol
まるで答弁になっていない。ソレっぽい言葉を無作為に並べるだけの狂ったレコーダーだ。大昔の腐りきった自民党と、全く一緒だ。
鳩山は、絵に描いた餅を絵のままで国民に食わせようとしている。狂っているとしか思えない。まともな大人のやることじゃない。