TVA『大正野球娘。』キャラ紹介の文章がひどい件。

http://d.hatena.ne.jp/Su-37/20090704#1246663985
で、早速見たが、たしかにこれはひどい。判る限り理由は三つ。
1・句読点が多すぎる
2・ライターの語彙力が低い
3・解説が多すぎてイメージがぶれる
1番は音読するなり小説を読むなりすれば矯正できるだろう。
2番は…これももっと本を読んで鍛えるべき。
3番だが、これはウィキペディアですごくよく有るパターン。
例えば主人公の説明文のはずが、画面いっぱいにアニメのあらすじを(主役視点で)書いてあったり。
或いは『冷酷だが優しさも併せ持つ』と、対象によって態度を変えるのは普通のことなのに、あえて凄い事実扱いしてたり。
『シャイで人見知りだが、実は寂しがりやで面倒見がいい』と、詰まる所キャラがどんなポジションなのか、見当が付かなかったり。
『芯が強い。やるときはやる。言うときは言う』みたいな、割とヒーローっぽいスキルを複数のキャラに付けるんで、逆にみんな没個性になっていたり。
こういう説明は、筆者の思い入れが強すぎて全然アピールになってない。これがウィキペディアなら「素人が書いた5分で判るウルトラあらすじ」として納得?できるんだが、公式でネタバレしてしまうのは宜しくないだろう。内面の信条や裏の設定なんてのは、本編見てからゆっくり気付いたほうが面白いはず。
それとも解説文の文字数が、多めに設定されていたんだろうか?
ところでこの解説、普通の野球漫画なら当然有るはずのポジションが書かれていない。狙ってやっているのか? それとも本当に決まっていない??


以下、俺なりに大正野球娘。の人物紹介を3行くらいにまとめてみる。
【鈴川 小梅】
洋食屋の看板娘。明るく活発で人当たりもよく、贔屓の客も多い。
学校でも同級生に頼りにされているが、嫌と言えない性分で、相談事からトラブルに巻き込まれる事も。
父親似の太い眉と、店の手伝いで鍛えられた腕の筋肉が、悩みの種。


【小笠原晶子】(こちらは「独り言以外の何か」さん所のコメントを下地にしてます)
総合貿易商社の令嬢。活動的で負けず嫌い。
優れた国際感覚、社交性、先見性を持ち、同級生から一目置かれているが、
一方でやや独善的なところもあり、“お嬢”と陰口っぽく*1呼ばれている。
厳格な父の事を尊敬はしているが、少々苦手。


【川島 乃枝】
学院一の秀才。父親は工学博士。眼鏡はカール・ツァイスの特注品。
冷静沈着、論理的思考回路の持ち主。単刀直入に話をするタイプ。
幽霊や怪談が苦手で、非科学的・非論理的存在として断固否定する。*2


【宗谷 雪】
級長。おっとりとした口調で、気配りの細やかなまとめ役。
老舗の呉服屋の娘。店は西欧化の流れに乗って洋装も手がけている。
なぜか野球に詳しい。

【月映 巴】
運動神経抜群の剣術娘。長身の美形で、下級生からの絶大な人気を誇るが、中身は大雑把な自由人。
男らしく育てられてきたため可愛い女の子が大好き。自分が女らしく振舞うのには抵抗がある。
新聞部所属だが幽霊部員。双子の妹、静と同室の寮生活を送っている。

【月映 静】
巴の双子の妹。真面目で世話焼き。巴の身の回りのことはほとんど静がしている。
大雑把な姉を気にかけており、彼女の行動につい口を出してしまう小姑的な存在。
新聞部で活動している。実は巴と同じく運動神経は良い。
*3
【石垣 環】
雪の幼馴染。努力家で凝り性。
人見知りが激しく、雪以外の同級生とは距離を置いている。
相手の心の機微には聡いが、男言葉とストレート過ぎる話し方で損をしている。
父親は小説家で母親は新聞記者。両親が多忙なため家事全般を一人で担っている。
*4

*1:←この表現もしっくりこないな…

*2:これも本編で明かされた方が面白い設定

*3:この娘の説明文が一番うまく纏まってる

*4:この娘の説明文が、一番纏まってない