ドラマRESCUEを見て学ぶこと

「ツバサ」は、どさくさにまぎれて「X」の最終回にしてしまえば良いと思うんだ。バイオレンスジャックみたいに。
とマガジン読みながらRESCUEを見ていたんだが、予想に反して誰も死ななかったな。最後だけ見逃したけど、たぶん主人公とライバルが選抜されたに違いない。人の顔を見分けるのが苦手な俺には、次回からは「若者のカコイイ方が敵で、その逆が主人公」で見られるので楽だ。先週までは頬に傷のある人がいたから見分けやすかったけど、死んじゃったからね…。
今週は危機一髪でエレベータに逃げ込むっていう裏技が披露されていて面白かった。が、これが本当に役に立つのを祈るばかりだ。
主人公北島のキャラが熱血少年漫画してるのは面白いんだが、このドラマ、スピードを求めるあまり、いい加減な装備で火事場に飛び込もうとしたり、言っている事が冷静さに欠けていたりと、現職の消防士らしからぬ(本物とは面識ないけど)言動が目立つ。二言目には「仲間を見捨てるな!」と叫ぶのは子供の情操教育にいいだろうけど、どうにも「ドラマは子供向けだが考証は子供だましのウソ」な気がしてならんかったんだ。
これからはもう少し、災害時に役立つ小ネタを入れてくれても、ドラマは面白いと思うんだが。
例えば第二話で、せっかく要救助者になったんだから、そんなときの心得とか。低い位置に煙は来ないと謂われてるが、意識不明者を高いところに寝かしていいのか? とか。アメリカの映画なんて随分前から、意識不明者の脈を取ったりするシーンが有る。ああいうリアリティは視聴者の頭に刷り込まれて、いざと言うときに役に立つもののはず。
別に啓発ビデオを撮れというんじゃない。「主は説教臭い。脇はいい加減」な啓発ビデオなんて面白くも無い。「主はフィクション、脇は現実的」ならドラマは面白く且つ参考になる作品が出来るんじゃないだろうか。
現職レスキューに協力お願いするんだから、少しくらい監修もしてあればいいな。