リアルがあるから漫画が面白い

友人に商船高校卒業の男がいるんで、手持ちの海皇記1巻の説明をしてもらう。
この漫画、操船が専門用語の連発で書いてあり、大きな帆船を手足の様に扱う様は見事なんだが、具体的に船がどう動いて、それがどれくらい凄いかが素人には掴みきれないんだよなあ。彼はこの漫画を知らないんで、いちど一巻から解説をしてもらって……ってのは無茶か。
どっかに「船乗りから見た海皇記」ってサイトが無いもんだろうか。判る人に是非造って欲しい。
コレと似たような、専門家から見た漫画の面白さってのは幾つもあって、例えば先日終了した「トッキュー!!」なんかは、海上保安庁勤務の人から見れば面白かったらしい。

( ´_ゝ`)海猿に比べてトッキューは無駄にリアルだった
(´

但し二次災害防止のため、単身突入はご法度とか。
勿論、フィクションとして楽しむのが漫画の本分だけど、元を知っていると3倍楽しめるのは、なにもケロロ軍曹だけじゃないワケだ。だから、本当は漫画を読んだ後(前でもいいけど)には現実の世界を見て、色んな知識と経験の裏打ちをしてから再読するのが漫画の醍醐味の一つだ、と思うんだが。
海保みたいな特殊なものじゃなくても、リアルを知っていれば、漫画のどこが本当か、どこが大げさか、そしてどこがやせ我慢してるか判ってより深く楽しめるよ。
・・・俺も山でも街でもいいから外に出ないとな。