一期一会とオタク

私はなぜアホみたいに本を買うようになったか - 万来堂日記3rd(仮)

なんでこんな習慣が身についてしまったのだろうか。

そりゃあもちろん、うっかりしてるとすぐに欲しい本が手に入らなくなってしまうからだ。
あるジャンルの小説に虜になってしまったり、迂闊にも系統立てて本を読んでみようとか思ってしまったりすると、このことは実感できる。
書評やガイドブックで取り上げられていて、すごく面白そうな本が品切れ・絶版・入手困難とか、ちょっと前まで本屋でよく見かけたはずの物が、いざ欲しくなって探し出すと全然見つからないとか。
昔はネット書店も無かったからなおさらのこと。
哀しいかな、ある種の本は「一期一会」なのである。少なくとも感覚的には。

http://d.hatena.ne.jp/kagami/20070924#p1ではエロマンガに焦点を絞って論ぜられている。
しかし……一期一会を金で買ったら、それは一期一会なんだろうか。
俺の持つ一期一会観は行脚僧のように身軽で無常味のある物で、読まない本を抱えながら在庫を増やし続ける亡者事が出来るお金持ちではないのだが。
まあ、俺には古本屋ですら買い溜めする¥が有りませんからなあ。諸行無常。色即是空空即是色。



よし、うまいこと言った。酒が入ったので投げっぱなしで寝る。