ライトノベルの定義

http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20070822/p1
ラノベの定義が定まらないのは、ラノベ読みが「これはラノベじゃない」って言えないからじゃないだろうか。
一応俺もスレイヤーズ!やソードワールド短編集から入って何作も読んだことはあるんで、ラノベの質やら高尚さやらを他ジャンルと比較するつもりは無い。ただ俺の定義するライトノベルは「特定のレーベルで発表されている作品」という、一部のラノベ読みが鼻白む区切りかただが。
一つだけ言いたい事。ラノベ読みが既存の作品を読んであれもラノベこれもラノベと認定するのは勘弁していただきたい。
芥川龍之介の文体は鼻に抜ける感じがいいんだよ」とか「草上仁のSFは最後に苦味が残るから」とかやっている酒場に入ってきて、
「この酒は僕が片手で持てるからライトノベルですね」
なんて言われると、偏狭な俺としては酢でも1パイント飲んでもらって御退場願いたい気分になるんだ。
オーケンが昔の歌を聞いて「これはロックだ」って言うと、彼がその歌の精神をすごく高く評価しているように聞こえるんだが、「これはラノベだ」って言葉にもそんな意味があるんだろうか? ラノベ読みじゃない身にはなかなか理解し難い。