基準

偉い人T氏「この人形の横の酒ビン、どかしても構わんかね?」
俺「ああ、特定銘柄はダメですか。じゃあラベルの無いビンと交換しますんで」
T氏「いや、ガラス自体が評価できない」
約30分の押し問答で判ったことだが、どうやらこういうコンクールは、木以外を用いることが禁止らしい。ビンの代りに一合枡を置くことでなんとか決着を図る。
ただ、初見の(恐らく外部のカメラマンの)おっさんが、横から「このままでは最低の評価しか出来ん。最低の」と、何がどう駄目なのか説明もなくとにかくダメみたいな口調ででしゃばってくるんで、「こちらにはこちらの意図があるデザインなんで、ここでそう言われる貴方のその評価は、僕にとってケツを吹く役にも立たないんでカンベンシテクダサイ」と罵って(ののしって)おく。
帰り際にT氏から「枡を置いたほうが様になったよ」とお褒めの言葉をいただいたんで、「そんなこと言われても嬉しくないです」という心情を口から漏らして帰ってきた。


そんなわけで非常に気分が悪い事態になったわけだが、奇しくも今週のさよなら絶望先生が「そこは勝負所ではない」というネタだったので、かなり反省した。
「評価を考えながらどこまで自分のコンセプトを押し通すか」というのは今後の課題。とりあえず今回は、どこを落としどころにしても精神衛生上宜しくないようなので、全て忘れることにする。どうせおっさんやT氏は何かの拍子に俺の悪口を言いまくるんだろうが、防ぎようが無いので行動しようが無い。