輪島

金曜日の話になるが、天気が良かったんで能登の輪島まで観光に行ってきた。
まず朝市のために5:30現地到着。……と思ったら、ココの朝市は7時前スタートだった。うちの町のは5時からだから遅れたと思っていたので一安心。近所をうろつくことに。
地震から3週間たっているから、崩壊した家はあらかた更地になっていた。と言っても人一人が通れるくらいの路地の中を更地にしてたところもあるんで、一部はほとんど手作業だったんだろう。立ち入り禁止のテープが張られたままの納屋も何件か有った。神社の灯篭はほとんど頭が落ち、鳥居は根こそぎ。
朝市では9時までウロウロして、メバルの開き・わさび岩海苔・塗り箸・豆・焼酎・饅頭その他諸々買い物。朝一番だったこともありちょっとサービスしてくれた。朝早かった事を差っぴいてもお客さんは少なかった。聞けば輪島随一の旅館「高洲園」ですらほとんどバスが来ていないそうだ。余震が少なくなったとはいえ客寄せは難しい。
名産の輪島塗りは、作業場だった蔵が何件も倒れてかなりピンチ。埃厳禁の作業なのでプレハブと言うわけにはいかないか。建てるとしても路地裏の場合は重機を入れることが出来ないから問題山積みだ。同じ伝統工芸として応援はしたい。例え「人間国宝がいないジャンルなんて伝統工芸じゃないね」みたいな上から目線な態度をとる人が何人かいたとしてもちっとも根に持ったりしてないから。