健康ブームに逆らい深刻化する野菜の栄養素の低下

ほうれん草のビタミンCは100mg/100g(1951)→50mg/100g
トマトのビタミンCは約80mg/100g(1954)→約20mg/100g(2000)
ピーマンのビタミンCは200mg/100g(1954)80mg/100g(2000)
一般に売られている野菜類は、味と見栄えに重点が置かれた品種改良を重ねている。季節外れの出荷を支える舞台裏は、化学肥料をふんだんに使った多収穫栽培だ。化学肥料を用いると微生物が減少して痩せた土壌になってしまい、栄養価の低い野菜しか取れなくなってしまう。

野菜の旬を知ることは大切だ。旬な野菜は、適した環境のなかで育てられ、無理に早採りをすることがないために、化学肥料も少なくて済む。野菜に含まれている栄養素を無駄なく吸収するための調理法や、含有栄養素を減らさない保存法も知っておきたい。

ということで、やはり地物が一番いい。いや地物だってこの50年で品種改良されたり不人気品種が無くなったりしてるから、本当に栄養があるかも怪しいんだが。
まずは、秋のかぼちゃとか大根を食べるところから始めよう。