刃傷沙汰と殺意と

立て続けに刃物による殺傷事件があったな。
幼女にいたずらしようとして忍び込んだら祖父母に見つかって殺した奴とか。
予備校通いで重傷を負わせた30歳とか。


刃物商売やってるから、こういう事件のたびに思うんだが、銃刀法に引っかかるような刃物を用意して人を刺したり殺したりして「殺意は無かった」ってどうなのよ?
殺意の定義が根本からおかしい。
斬られたり刺されたりすれば人は死ぬ。そういう凶器を忍ばせて自分から行動している時点で殺意は有るに決まっている。
それとも「刺したり斬ったりしたけど、死ななければいいと思った」とか言ってるのか? 冗談じゃない。いくら生死の分かれ目が運だろうと、当たる気0%で宝くじを買う奴はいない。正当防衛でもない限り、殺意無くして刃傷沙汰なんて出来るはずが無い。