TARITARI

ニコニコで最終話の視聴完了。
P.A.WORKSの作品は、いつも続編がない。人気作品は即続編決定という昨今のアニメ商売から見ると、どれもヒット作ラインを超えていなかったのか不安になるけど、仮に十分ヒットしたとしても、あのエンディングの後では「続きはあるけど、それはまた別の話」と言わざるをえない、そういう終わらせ方をしてしまう。
例えて言えば、並走していた列車と窓越しに会話していたのに、いつしか線路と共に離れて、見えなくなっていく。仮に続きがあったとしても絵ハガキ一枚分だけ。そんな独特の(え?いまどき列車の窓も絵ハガキも無いって?)切ない余韻を残して幕を下ろす。
そこがまた、ファンには堪らないのだけど。
今回は合唱部の高校3年生が主役だったが、うちの高校の合唱部には定番の歌があって、イベントの後に「いつものアレ」って感じでホール前で帰りのお客さんに歌ってみせたりしてたのが、パフォーマンスとして羨ましいくらい格好良く、それがアニメ最終話の校門で歌うシーンにダブって見えた。「歌は文化の極み」は別のアニメの至言だけど、合唱曲ってのはホント良い。
アマゾンは好きじゃないんで富山に出た時にでもアニメイトでアルバムを買ってきたいが、どうか品切れになっていませんように……。