謎は全て解けた



ゲギョの六葉と呼ばれるパーツ。
しかしなんだコリャ? 本当ならホゾはもっと長くて、ゲギョの奥に突き抜けてるのに、これはゲギョの板の途中までしかない。それを比較的新しい釘でむりやり留めている。
花のつぼみか? でも何のつぼみだ?
そして、つぼみから斜めに突き出しているが、ゲギョ本体に全く届いていない謎の古釘の用途は?
散々頭を絞った末、5日目でようやく答えが見つかった。

これは花弁型六葉のしべ部分だ。
この六葉はよくある六角形の板ではなく、花(菊)の形をしていたが、ホゾをクサビで留めるのが失敗したのか、それとも花弁が割れてしまったのか。ソレを修復して、しべを花弁に釘付けにした。
ところがその後、何かの弾みでホゾが折れて落ちてしまい、花弁部分が取り付けられるだけの長さを失ってしまった。
そこで花弁を取り外して、しべ部分だけを付けて裏から釘を当てた。
たぶん、こんな流れで現在に至ったんだろう。と言うことは、写真にあるようなラッパ型の六歯を作らなくちゃいけない。締め切りが危ないのに大変なことになったぞ。