と謂う事ではないけれど

物の例えという言葉も有るが、最近「物を例えない話」ってのが多くて、正直イラッとする。
「のらりくらりとされて、話が進まないんですよ。『暖簾に腕押し』じゃないけれど」
とか、一体何が「じゃない」なんだろう。彼が暖簾じゃない?腕で押してない?例えの表現により正確を期すため?レッテル貼りが嫌?
「『みんなが一位』というモノでは有りませんね。ゆとり教育じゃないですけど」
それ、ゆとり教育の笑いのツボだった筈なのに。ゆとりじゃないなら何だって言うんだ?
例え話からその否定って話術、柔道で言うところの重心を崩されるみたいで聞いていて疲れる。
最近、総理大臣が自分の言動を「そういう意味じゃない」と否定し続けているけど、アレも何度もやられると総理の重心がどこにあるのか判らなくなるんで評価を下げざるを得ない。