ロックというアクセサリー

NHKに携帯短歌の番組ってのがある。こないだ久しぶりに聞いたら「お題は【ロック】」と言うことで何作か上がっていた。最初の作品は「お前の世界に存在しない俺の世界の中心でガムをかむ」って感じの歌だったが、あとは「図書館でロックの本を読みながら女の子を待つ」とか「ロックは知らんがヤザワなら判る」とか、なんか筋違いのばっかりだった。
放送されたって事は選者もそれでいいとの判断だろうが、なんだかなあ。
俺の中でロックってのは、反骨とか反逆とか、つっぱらかって我を通すイメージが強い。今の個性偏重社会では、反骨対象が無いロックは単なる自己表現の飾りにしかならんのだろうか。


泥をなめたジーンズの穴 二度はたき 今日の扉を両手で開ける