MR.BRAIN

性奴隷として監禁されていた少女が、多重人格者になって復讐する話。
見ている最中は平成の「狂鬼人間」になるのかとヒヤヒヤしていたが、終わってみれば、まあ大した事……いや、十分面白かったよ?! オッパイさんがブチ切れるところとか!! 仲間由紀恵アオザイ姿とか!!
自分を見捨てた(と怨み骨髄の)小学生時代の恩師を、拳銃でなぶり殺しにして、でも死体にすがって泣いて、でもその部屋で返り血を浴びたままコンビニ弁当を平らげた秋吉かなこ(仲間由紀恵)。九十九(木村拓也)の推理、或いはあてずっぽうな判断どおり、逮捕された彼女は多重人格者だった……。
で、まあ、実は「TVで見たところ多重人格者なら無罪だから、フリをしてみた」ってのがオチだったわけだが。
ええと、つまり、なぶり殺しにして直後に号泣してその部屋で飯を食べたのは「犯人複数だろ」→「多重人格じゃね?」→「全て正気の沙汰。平成の岩窟王。誰だよ多重とか言い出した奴は」だったという事でいいのか?
逮捕されて塀の中に行くようなオチだったけど、その前に身元引受人とかメンタルヘルスは無いのか?



……ああ、そういう事で悩むんじゃないよな。

脳科学的には、人間は、文字や形より色を強く認識する。

つまり、上記の謎や「何故か慌ててゴミ箱に銃を捨てる犯人→でももう一丁ある」「恩師が殺されても楽しそうな同窓会」みたいな、10分おきにシナリオライター代えたような矛盾よりも、アオザイみたいな純白の衣装ってことは、下着も白だよ!ってことを認識すべきなんだな。
コルトガバメントと右腕筋力云々についての科学的考察は無しの方向で。