紅白アキバ枠の話

先月書いた話の続きを。
予想通りアチコチのサイトで言われてたアキバ枠だが、大体どこも俺と同じ様な反応だったので少し掘り下げてみる。
今回参加の3組への反応は
・AKB=秋元康電通の罠
・中川=メジャーなオタだから致し方なし
・黒船=そんなアキバは無ぇ
こんな感じの所が多かった。ただ、俺としては一番アリなのはAKB。
紅白歌合戦に出られる人たちには「一般歌手枠」以外に「友情出演枠」「バックダンサー枠」「息抜きタレント枠」等が有るわけで、それも含めて「枠」に入るなら3組のうちAKB48が一番特徴があるタレントだと思うから。「今アキバでは彼女たちがブームです!」って紹介とともに48人現れれば、全国区で少しくらい知名度は低くても観客は度肝を抜かれる(脳内には刷り込まれる)。いまや紅白は知名度と売り上げで選抜されるようなガチ番組じゃなく、バラエティなんだから派手なほうがいい。
また陰謀論から考えれば、そもそも紅白に「アキバファン枠」なんて突飛な物を作れるのはよほどの権力者じゃないと無理だろう。ならバックがでかいAKBありきで出た企画だと思うけどね。
あと「紅白の時間はオタ全部ビッグサイトにいってるから誰も見ない」「オタクの求めるラインではない」て話も。NHKだってコミケは知っている。理論上不可能な大晦日のオタク層には端から期待していない。NHKがしたいのは「一般の人に時流の新商品(=アキバファン)を紹介したい」んで、「オタク(≠アキバファン)を一般人に紹介したい」んではない。最初から全オタクのほうを向いてなんて企画出来ないんだから、こういう選択肢は十分アリだろう。
ただなあ……去年は「千の風になって」が紅白でブレイクしたけど、AKB48が同じようにビッグになると現在のファンの中には居心地悪くなる人もいるだろうなあ。それが心配。
黒船の人に関しては全く知らないのでスルー。