お客さんが神様だと言うこと
「お客様は神様だ」と自分でおっしゃる(又は行動で示す)自称神観光客は、大抵酔っ払いのオヤジか素面のオバサンだ。オバサンの場合はちょっと偉い人(サークルの先生とかお坊さんとか)と連れ立って歩いている人が多い。
ケース1
男客(いわゆるゴッド)「これ、¥2000って書いてあるけどホント?」
俺「はい。¥2000でお出ししております」
客「安いのお。じゃあくれ」
俺「ありがとうございます。ではどれにしましょうか」
客「は?どれもこれも¥2000だろ?」
俺「はい、そうですが……」
客「全部で¥2000じゃないの?」
俺「(一個200円だと!?)いえ、一つ\2000ですよ」
客「高いのう。そりゃ買えんわ。高すぎるだろ」
俺「うちは自分で作った一品モノを扱ってますんで、そこまで安い物はちょっと……」
客「一個2千円って書いてないと判らんだろ」
ダイソーへ行って下さい
ケース2
女客(いわゆるゴデス)「ああ、来年の干支ね」
俺「いかがでしょうか」
客「ネズミって気色悪いね」
俺「すみません」
客「リアルすぎて良くないね」
俺「(気をつけたつもりなんだが……今までのお客さんの受けも良かったのに……)」
客「そんで、いくらになるん?」
俺「×××××円です(値札読んでよ)」
客「そんで、いくらになるん?もうバス時間だから送って欲しいんだけど」
俺「……送料はサービスしますよ!」
客「……あーえー、いくらオマケしてくれるか訊いたつもりだったんだけどねぇ」
聞こえません 聞こえません
神様、ひとことだけ
お客様は神様です。お金をくれるから。お客様は神様です。アイデアをくれるから。
俺とハムスターの2体しかいないこの世界を存続させる為には、神様の助けが必要です。だから何度でも頭を下げます。笑顔も絶やしません。
そして神様、一言だけ言わせてください。
手前ら、人間じゃねえ(泣きながら)