祭の裏の話という噂話

今回も無事終了した公演だが、今回は掛け合いの中で俺の長台詞がすっ飛ばされてしまった。そんなわけでケーブルテレビで放映されたときに、時代劇の板前が「俺はこれまで殺しに押し込み火付け(中略)スピード違反に国民年金のちょろまかしまで、散々悪いことやってきたんだぜ」と凄むシーンは無くなった。残念無念。
ところでうちの町内には「八乙女風神太鼓」という立派な和太鼓のグループがあるんだが、今年のお祭りには何故か参加せず、隣町の「福光ねつおくり祭」に出演していた。ここの「観光祭」と同時期に行われ、より規模が大きい(言い換えれば商売敵の)「ねつおくり」のほうに出るのはどうかと思うんだが、「今年の観光祭の会議にすら呼ばれなかった」という嘘か誠か判らないが噂を聞きドン引き。
オイオイ……他所の町から参加してもらうどころか、町出身のグループを隣町に渡してどうするんだよ執行部。予算が無いからかもしれんが、そこまで後向きな企画は拙いんじゃないのか? 拙いといえば今回の祭日程[24・25・28]ってのも真意が掴めない。なんで飛び石で平日開催なのか? 集客を捨てたか?
どうもこの町は企画が恐ろしく雑だ。全く盛り上がらない役所仕事のように運営されて、新しい企画には前向きでもその結果やりくりしきれないことはすぐ切り捨てる。祭に香具師がこなくなったのもそれが一因だし、これまでの長続きしない各種イベントもその匂いがする。今は目玉の一つとして持ち上げえられているうちの一座も、同じように切られるかもしれない。
ま、一座の中でも引退→切捨てみたいな感じはあるけどな。新人も入らないしモチベーションは一時期ほど無いし、近いうちに解散して「長続きしない各種イベント」の一つに加わるかもしれん。これもひっくるめて井波気質なのかもしれんが。