恵比寿

ダイソーに大型の杓文字が売られていたんで、コレを使って土産物が出来ないか試作中。
10時間かけて一万五千円の品を作る事と1時間かけて千五百円の品を作ることは似ているようだが全く違う。こういうものを作るときいつも悩んでしまう事は「機械を使えば簡単に量産できる」という自己への全否定をいかに押さえ込むか、だ。
例えばレーザー彫刻機なんかはレンタルで月4・5万円のものがある。サンドブラストという手もある。これさえ使えれば観光客が望む「3千円以下の商品」を赤字なしで作り出すのは容易、なのはわかっているんだが、一応職業:伝統工芸な以上、そこまで割り切って店頭で堂々と作るのは気兼ねでならん。
ひとまず彫りあがって色を入れてみたが……どうも手持ちの塗料ではツヤが出ないしにじみが目立つ。細々とマスキングしてスプレーでもしようか、それとも使ったことの無い割高のビニル樹脂の塗料を買ってみようか? どちらにしても単価に直結するので悩み所だ。