アニメ

今年のアニメを漢字一文字にすると
「憂」かね?
21世紀のアニメにこれは無い、と言われた代物が、今年だけで何本あったんだろう? 子供の描いたような絵を高価なBSで流したのは失敗だったとしか思えない。日本のアニメの立ち位置が相当軋んでいる気がした。
美少女モノではヤレ声優が違う、キャラが別物、シナリオがオリジナルすぎ等等、原作信者の凹みっぷりは酷いものだったし、その辺りをクリアしても空鍋や糸電話だったり、前情報は良かったのに蓋を開ければキャベツで戦争だったりと、ファン層のある作品により劣化が目立った。オマケ一つで糞アニメのDVDを買ってくれるオタクは、舐められ過ぎじゃないか?
内容の改悪と有色人種の少ないキャラクタが原作者の逆鱗に触れたり、歌詩の無断借用でひと悶着あった劇場アニメもあったなあ。日本最高のアニメスタジオは「監督と共に逝く」のか、「日本最高としてこれからも進む」のか、日本アニメ全体にとっても非常に大きな問題だ。
そんな中で「憂鬱」という名の作品が、歌と踊りで一年間ブレイクし続けたのは、なんとも皮肉な話としか言いようが無い。



ま、俺個人で言えば「時」だけどな。