斉藤舞子さんは凄かった(その1): たけくまメモ

フジテレビの斉藤舞子さんとネットとブログについてトークした竹熊健太郎氏のエントリ。
ブログへのコメントは大方「斉藤舞子はバカ」と云う物だが、紹介されているビデオを見る限り、竹熊氏もずいぶん酷い回答が目立つ。「サルまん」で有名な竹熊氏だが、今回のこれは知識人がよくやる「1を訊かれて10答える」という奴で、サルならぬ質問者にチンプンカンプンの専門用語をひたすら並べ、さらにその専門用語を違う専門用語で解説して……という悪い連鎖になっている。
Q:【インターネットとヤフーは違うんですか?】
A:【TV放送とフジテレビくらい違います】
Q:【ネットは誰が作ったんですか】
A:【PC持っている人一人ひとりが支えてます】
これで十分。その他の質問はその場の思いつきなんだから「それはブログと関係ない」の一点張りでガンガンスルーしたほうが話が早いと思うんだが。
NHKラジオ「夏休み子ども科学電話相談」でも毎年やる失敗だが、質問者が欲しいのは【知識】ではなく【回答】であると云うことを、特に知識人は忘れがちだ。その点で言えば、マグネットコーティングを「油を差したようなものだ」と言い切ったブライト艦長は素晴しい。
尤もアナウンサー自身も、要らないところで話に食いついたり「ハァハァハァウンウンウンウン」と気味の悪い相槌をしているので、ずいぶんお里が知れる。