補給

月刊少年シリウス
おちよしひこ「海の人」打ち切り。たしかに2ちゃんでは「話が見えてこない。山がない」と散々だったが、アンケートでも酷かったのだろうか。このテンポで「遅い」ということは、越智義彦は少年誌ではもう描けないかもしれない。
一押しは白井三二朗「西遊記」前回真っ暗だった展開はとりあえず難を逃れたが、また一難有りという引き(しかも見開き)にグッときた。後オススメは、今回珍しい水彩カラー?の「ぼくと未来屋の夏」(作:はやみねかおる画:武本糸会)と、今回は絵が荒れているように見える「ロボとうさ吉」(加藤和恵)。
月刊マガジンZ
「荒野に獣 慟哭す」(作:夢枕獏 画:伊藤勢)はキーパーソン法山登場伊藤勢が取材と称して旅行費用をふんだくる話なんで、俺は笑えたが一見さんにはオススメしない。あとはシュバリエと8マンインフィニティだが、両者とも後ろのほうに掲載されてきたので心配。
ヤングキングOUR’S
超人ロックは終わったけどSF分が増えている。大石まさるの「LETTER2」が話の内容のともかく、ペン勝負なんで目が離せない。「朝霧の巫女」と「トライガン」はあの殴り書きがいまだに慣れない。「ジオブリーダーズ」は終結まで一直線に進んでくれ。
せっかく本屋に来たんで「荒野」が有ったら買おう(夕飯の金で!!)と思ったが、違う物を買ってきた。

稗田のモノ語り 魔障ヶ岳 妖怪ハンター (KCデラックス)

稗田のモノ語り 魔障ヶ岳 妖怪ハンター (KCデラックス)

しばらく見ないうちに集英社から講談社に。そして汚い絵になったなあ。ストーリーはいつもと違うがコレはコレで面白い。
岳 (1) (ビッグコミックス)

岳 (1) (ビッグコミックス)

万人に勧める。
山での遭難。悲「劇」ではない。奇跡は起きない。あっと驚く解決策はない。ただ、山を愛するというのはこういうことなのかと感じるマンガ。
今年もご来光を見に剱岳に登る登山者が新聞に出た。どうか皆無事に下山できるよう祈る。