卒業歌

花吹雪の向こうに 手を振る人がいる
柔らかな日差しの中 涙ぐむ人がいる
泣いたり笑ったりが 時を巡らせてきた
3年 ドラマも終わり 喝采で幕降りた

想い出も制服も脱ぎ捨てて 住み慣れた少年の日に置いてゆけ
今は唯 夢だけその身に纏い 終わりの無い旅路につけ
伊藤敏博「青春18」)