子は親を見て育つとか

市民文化教室に「空手教室」というのがあり、二週に一度は体育館に通っている。先生は町内のガソリンスタンドの息子さんで、極真の全国大会で入賞したこともある猛者だ。
生徒は6・7人と少ないのが寂しいが、部屋を広く使えるのはありがたい。
さて。
ここに幼稚園の兄弟2人が通っているんだが、これがまるでなっていない。特に弟。
二人とも先生の言うことを聞いていない。兄は稽古に参加しているもののまっすぐ立つこともせず、突きや蹴りの姿勢も全く理解していない。弟に至っては参加もせずに叫んだりうろついたりして、先生から注意されても聞く耳を持たない。そして親と兄との間を往復したりしている。
そう、何が問題って、親同伴にもかかわらず餓鬼共はやりたい放題なのだ。親はそれを放任しているのだ。
回し蹴りや移動稽古をしている間を子供がすり抜けても、親は注意も制止もしない。無論、謝罪もしない。
この親は、そもそもなんでここにいるんだ??
勢いよく手足を振り回している素人たちの中に、走るも未熟な自分の子が突っ込んでいくんだぞ。危険や恐怖を感じないのか? 迷惑だと気付かないのか?
親は子供を見ろって言うけど、ヲチれって言ってるんじゃないよ。状況を把握して適切な判断をしろって言ってるんだよ。
空手教室で何を習わせたいのか知らんけどね、こりゃ駄目だよ。この子達はまだ技術も礼節も学ぶ力が足りないよ。「人の話をしっかり聞く」なんて基本は親が教えるべきで、第三者に出来るのは[自分の理屈]=[幼児にとっての理不尽]を押し付けるしか出来ないよ。かといって親の目の前で叱り付ける訳にもいかないし。
とりあえずアレだ、親・子・先生が一緒にいるときは、親が一番責任重大だってことを知ってくれ。